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有限会社アサノカメラ様

工事現場の見える化で安全管理がスムーズに

導入のポイント

  • 事務所から離れた工事現場の安全管理に活用
  • 現在20台のネットワークカメラを顧客に代わって運用
  • 手厚いサポートが受けられるパナソニック システムお客様ご相談センター
  • 現場のリアルタイム映像をホームページに掲載して近隣住民に工事の進捗状況の告知を行い、顧客のイメージアップを実現

広島県の南部・三原市は、瀬戸内海に面した温暖なまち。小早川隆景の城下町として発展し、現在も新幹線や主要自動車道など主要交通網が整う広島の交通の要衝だ。そんなまちの中心地で50年にわたり写真店を営まれてきたアサノカメラ様。30年ほど前からは建設・土木の工事現場に特化した事業を展開され、現在、その活動の場で「みえますねっと」を活用されているという。代表の浅野毅様にお話をうかがった。

法人向けビジネスに大きく舵を切る

広島県三原市で創業50年の歴史があるアサノカメラ様

-活動の場を建築・土木現場に集中させた理由は何だったのでしょうか。

浅野氏アサノカメラは50年ほど前、父が起業したまちの写真店。私はその2代目として、フィルムの現像・焼き付けなど創業当初からの柱である業務に携わってきました。しかし、時代のデジタル化が進むにつれ、フィルムによる写真撮影が次第に衰退。これまでのDPEだけの商いでは生き残れない、そんな危機感を強く抱くようになりました。そうしたなか、活路を見出したのが法人向けのビジネスです。実は当社では一般のお客様だけでなく、建築・土木現場の写真の現像や図面のコピーなど、建築・土木関係の企業様からの数々のご依頼にも対応していました。そこで平成2年、これまでの実績を足がかりに選択と集中を決意。会社も法人化し、専門性を備えた企業様向けビジネスへと大きく舵を切りました。現在、売り上げの9割以上を、法人のお客様が占めています。

-具体的な業務内容はどのようなものですか?

浅野氏主に携わっているのは、工事の完成写真等の撮影業務、図面製本・出力等完成図書、ドローンを使った空撮、そして現場の様子を撮影するネットワークカメラの設置および運用です。ほかにも看板の製作や、複合機をレンタルして現場に設置するなど、お客様のニーズに合わせ幅広く対応。現場で必要なことはすべて請け負います!という姿勢で日々臨んでいます。

工事現場の状況確認にネットワークカメラを導入

現場にネットワークカメラを設置。離れた場所からリアルタイムで状況確認が行える

-ネットワークカメラを現場に活用された経緯を教えてください。

浅野氏メインのお取引先である建築・土木の会社様にとって、もっとも大切なことが安全管理です。現場はたいてい工事事務所から離れた場所あるので、こまめな目配りが容易ではありません。お客様からは「出向かなくでも現場の様子が確認できる方法があればいいのに」と、そんな要望が寄せられました。そこで、ネットワークカメラを利用し、現場で撮影した映像を事務所の大きなモニターで確認する、そんな仕組みづくりを提案しました。そうしたところ、事務所にいながらにしてリアルタイムに現場の様子がわかるように。お客様からは「現場の見える化が安全性の向上につながった」と大変ご好評をいただいています。

「みえますねっと」で現場の見える化を実現

道路改良工事のリアルタイム映像

-屋外の設置にはご苦労も多かったのでは?

浅野氏屋外では炎天下にさらされますし、雨・風・ホコリなどにも見舞われる。こうした過酷な自然環境のなかにあっても、映像を途切れさせずに安定させる必要があります。ただし、最初はどういうものがいいのかわかりません。いろいろなカメラを試しましたが、この条件を満たすものはなかなか見つかりませんでした。試行錯誤の末、出会ったのが「みえますねっと」。少々値が張りましたが、試してみると映像の安定性が抜群にいい。パナソニックi-PRO製品の品質の高さには驚かされました。加えて、パナソニック システムお客様ご相談センターのサポートが実に手厚い。設置の際には、私の知りたいこと、聞きたいことに、まさにかゆいところに手が届くかたちで根気よく対応していただき、大変お世話になりました。屋外の設置という難題をクリアできたのはそのおかげだと思っています。以来、ネットワークカメラの設置には積極的に「みえますねっと」を活用しており、現在その数は20台以上にのぼっています。

近隣住民への周知のためにリアルタイム映像を活用

現場には電源が無いので、試行錯誤を重ねて構成したソーラーパネルで電力を自給する

-屋外ではどのように電源確保されているのですか?

浅野氏最初はソーラーパネルと充電器とバッテリーとがセットになっている安価なタイプを試しましたが、曇りになると充電できず非常に効率が悪い。試行錯誤の結果、充電効率のいいソーラー用電源パネルの基盤を自分で組み合わせてシステムを作り、何とか電源を確保することができました。どんなにカメラの性能がよくても、電源がないと始まりませんからね。通信についても、設置場所ごとに条件が異なるので、いろいろ試し、まさに走りながら考えていったという感じです。屋外の案件はそんな具合に苦労も多いですが、それだけにうまくいったときの喜びは格別のものがありますね。

過酷な自然環境下でも安定した映像配信が行える

災害関連の砂防工事のリアルタイム映像

-ネットワークカメラのリアルタイム映像は、お客様のホームページで活用されているそうですね。

浅野氏工事期間中は現場のリアルタイム映像が見られるホームページを開設して、お客様に成り代わって運用しています。これは周辺にお住まいの方に工事の進捗状況を周知していただくためのもので、スマートフォンなどでQRコードを読み込めば誰でも自由に閲覧できます。たとえばダムで工事が行われている場合、いまどれくらい進んでいるのか、近隣の方はけっこう気にしておられます。リアルタイム映像はその不安解消に役立ちますし、ひいては施工主であるお客様のイメージアップにもつながります。ホームページは作成から管理まですべて私一人が対応しており、お客様からは好評価をいただいており、他のお客様からの引き合いも増えつつあります。

「みえますねっと」の可能性をもっと広げたい

長期の運用実績で、品質・耐候性は実証済み

-「みえますねっと」とネットワークカメラについて、今後はどういった活用法をお考えですか?

浅野氏いまは現場を確認するためのツールとしてネットワークカメラを導入していますが、現場事務所や資材置き場の盗難防止に対するニーズが高まっており、今後は防犯カメラ的な使い方も試したいと考えています。お客様の現場は工期のスパンが長いのですが、悪条件にも関わらず4年前に設置した1号機のカメラはまだしっかり稼働しています。この確かな品質と耐候性があれば、ネットワークカメラの可能性はまだまだ広がるのではないかと期待しています。

-最後に浅野様の仕事に対するモットーをお聞かせください。

浅野氏物を売って終わりではない、お客様の要望にとことん寄り添う、そんな姿勢を大切にしています。たとえばドローンを飛ばす人はほかにもたくさんいる。ネットワークカメラの売り込みをする企業も多いです。それでも「アサノカメラ」を選んでいただけるのは、大手が手を出さない、非常に細かいことにも小回りよく対応できることを、お客様が評価してくれているからだと思います。経験がないことでも「こんなことできる?」と何でも相談してもらえるのは、本当にありがたい。この期待を裏切ることのないよう、パナソニック システムお客様ご相談センターのサポートではないですが、私も「かゆいところに手が届く」サービスのご提供に今後も努めていきます。

ただご要望に応えるだけでなく、お客様目線に立った提案を積極的に行い、信頼を強固なものにされている浅野様。プラスアルファの魅力づけのために、今後も「みえますねっと」を活用すると力強く語ってくださいました。

お客様ご紹介

会社名:有限会社アサノカメラ
所在地:広島県三原市宮沖1丁目7-4
事業内容:撮影業務、完成図書(図面製本・出力)、
空撮(ドローン)、ネットワークカメラ設置など
電話:0848-62-4875

※掲載情報は月額利用でお申し込み頂いた場合の画面・内容で説明しています。年間パックは内容が異なる場合があります。年間パックについてはこちら。

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