有限会社ライトスタッフ様
店内の状況をリアルに把握して、経営判断に活かす
導入のポイント
- 券売機・客席・厨房にカメラを設置
- 防犯がきっかけだったが、使って他の利点に気づいた
- スタッフの動きやお客様の状況をチェック
- 店舗に連絡するときはカメラで忙しさを確かめてから
「ありえないお店を目指す店」をかかげる立ち食いそばチェーン「いわもとQ」を都内に4店舗展開する有限会社ライトスタッフ様では、歌舞伎町店開店の2005年以来、パナソニックのネットワークカメラを導入。各店舗の映像をみえますねっとを使って一元的に管理し、防犯、スタッフの状況確認、万が一お客様との間にトラブルが起こった時の確認・検証などに使われているという。はじめは防犯用途で導入したカメラの、予想外の効能とは何か。代表取締役の岩本浩治様にお話をうかがった。
歌舞伎町に店を構えたのがきっかけ
-ネットワークカメラを導入した目的は?
岩本社長もともとは防犯です。2005年、歌舞伎町のど真ん中に「いわもとQ」の1号店を出すとき、売れるか売れないかもそうですが、 治安が大丈夫かと気がかりで、出店を迷っていたんです。そのときはじめて、ネットワークカメラというものに興味を持ちました。 麹町で「いわもとQ」の前身である店をやっていたときは、防犯やカメラについてまったく気にしていなかったので、知識はゼロです。 自分でいろいろ調べまして、アイオーシーの小林さんに私から連絡して、導入することになりました。
各店舗に3台ずつ設置
-現在のカメラの構成は?
岩本社長券売機と、客席、厨房の3機を入れています。歌舞伎町店は券売機が外にあるので最低でも外と中は必要なので「じゃあ3台入れよう」となりました。歌舞伎町店の開店から、構成はほとんど変わっていません。
-カメラの映像はみえますねっとを使って東京の事務所でご覧になっているそうですね。
岩本社長4店舗3台の12画面を事務所に設置したPCに送って、レコーダーソフトのBB-HNP17を使って24時間年中無休で録画しています。何かあったときに見返すのがメインの用途です。また、スマートフォンで店舗の様子を見ることもあります。出先から店舗に電話をするときは、できるだけ忙しくないときにしたいので、そんなときに見ることが多いですね。
-それぞれの撮影対象をお聞かせください。まず券売機は?
岩本社長お金をやりとりするところというのもありますし、お客様が最初に立ち止まるところというのも大きい。食券に記載された時間と、券売機の映像の時間とを見比べることで、食券とお客様を結びつけることができます。例えば商品の提供まで時間がかかってしまい、ご注文をキャンセルされた場合に、どのお客様なのか、スタッフがどう対応していたのかという状況もわかります。
-客席のカメラではどこを中心に見ていますか?
岩本社長混み具合はつい見てしまいますよね。混んでいるかどうかを見たって売上は上がらないんですけど、やっぱり気になります(笑)。
というのはともかく、リアルな混み具合が把握できるのはとても大きいです。券売機の売上を精算するときに、時間帯ごとの客数と売上はわかるんですが、均等にお客様に来ていただいているわけでは、当然ですがありません。
実際は、30分ヒマで30分大変混んでいるとか、団体さんが2グループ連続でいらっしゃって、クルーがパニックになっている……なんてことが起きています。
それは、券売機の精算だけではわかりづらい。カメラでモニタリングしていたら、画面を通して把握できます。お客さんが多い状態なら券売機を止めて、今いるお客様に集中しようとか、不慣れなスタッフが入っている時間帯に混雑しそうであれば、前もってメニューを絞っておくなど、経営者として意思決定をする、判断材料に使えます。
あと、音声を録音できるのも大きい。映像だけではわからない状況も、音声があればより把握しやすい。スタッフの話し方もわかるので、接客の教材としても使えます。
-厨房のカメラではどうですか?
岩本社長各スタッフに割り当てられた作業がきちんと進んでいるかどうかを見ます。役割分担や、手順、進捗、タイムスケジュールに則っているかどうかですね。
決して見張っているわけではありませんが、画面に映っているとスタッフ各人のよくできているところ、もっとがんばって欲しいところが見えてきます。そうした内容はクルーの指導に活用しています。
パナソニックは導入当時から信頼性が高かった
-パナソニックをお選びいただいた理由は?
岩本社長アイオーシーさんのおすすめでした。
アイオーシー小林様歌舞伎町店開店当時、ネットワークカメラのラインアップがそろっているメーカーさんは2社しかありませんでした。
その中でシステムが使いやすかったパナソニックのBBシリーズをご紹介しました。それに、当時からパナソニックは信頼性が高かったですね。
11年前からの機器構成なので、BB-HCM581以外はすべて販売終了したカメラです。パナソニックのカメラはなかなか壊れないので、入れ替えをしたのは1台だけなんです(笑)。
岩本社長最新のカメラは画質・音質ともにもっと良くなっていると聞きます。やっぱり作業しているスタッフの手元まで見たいし、
会話ももっとはっきり聞きたい。今後店舗を増やすとき、小林さんに相談しようと思います。
「店内のカメラといえば、テープを3倍速で録画する時代しか知らなかった」という岩本社長。ネットワークカメラの利便性を、サービス改善にも活用されています。
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